2018/06/07

短期連載2「予期せぬ出張トラブル」

 

Warning: Use of undefined constant full - assumed 'full' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/eigosukisugi/eigoenglish.jp/public_html/wp-content/themes/elephant/single.php on line 54

こんにちは。TSUBASA(eigoenglish11)です

 

先日行ってきた出張で、とんでもない目に遭ってしまいました

前編の続きをここでお話したいと思います

前回のあらすじはというと、

  • 普段は絶対飲まない、出来立てのマンゴージュースを飲み
  • おかげ様でお腹ピーピーに
  • 薬を取りに行った部屋の電気がつかず
  • 埃まみれのバスセットを片付けるハメになった

という、なんとも分かりやすい負の連鎖!

でもまぁ、翌日は帰るだけなんで、タイミングが良かったというか…

と思いきやですよ

その帰路でまたまた散々な目に遭ってきました

 

では続編へと参りましょう

舞台は「空港」です

 

天気の悪い最終日

ずっと天気が良かったのに、帰国する日は曇り空

別に帰るだけだし、と、特に気にしていなかったのですが、不思議と嫌な予感がしていました

朝食をとったあとタクシーを捕まえ、車中では何も考えず、ただボーッと外を眺めていました

道路はそれほど混雑しておらず、いつもよりも早めに到着

時間に余裕があったので、空港でのんびりビールを飲みながら、

「早く帰って日本のラーメンでも食べたいね」

なんて、たわいもない会話をしたあと、受付カウンターで手続きを済ませ、搭乗口へと向かいました

 

SPONSORED LINK

ボーディングの時間がやってこない

出発ゲートの番号を見ようと、チケットに目を通します

すると、BORDING TIMEの時間がおかしいことに気づきました

「あれ?フライト時間の5分前にボーディングなの?」

事前にもらっていたスケジュールには14時40分と記載されているのに、チケットには14時35分とあります

いつもは2〜30分前なのに、5分前っておかしい

でもまぁ、多少の遅れはいつものこと

時間が来るまで椅子にかけて待っていました

 

椅子にかけて待つこと30分

14時35分を回っても手続きは始まりません

それから5分、10分と過ぎていき、ようやくゲート前がざわつき始めました

飛行機に乗り、席についた頃には当初の予定より30分の遅れ

疲れていたのか、少し目を瞑るつもりがそのまま寝入ってしまいました

 

どれくらい眠っていたのでしょう

ふと目が覚めて時計を見ると、15時50分を指しています

「あれから30分しか寝てないのか」

そう思い周りを見渡すと、どうやらまだ離陸していない模様

するとこんなアナウンスが流れました

「濃霧による天候の影響で、出発が遅れております。予定より1時間ほど遅れての出発となります。大変ご迷惑をおかけしまして申し訳ございません」

(なってこった、1時間も遅れているじゃないか・・)

離陸してから何度も寝ようとしました

眠れないからビールもたくさん飲みました、ナッツも5袋ぐらいもらいました

なのにそれからずっと、4時間半ものフライト時間、一睡もできぬまま、羽田空港へ到着するのでした

 

SPONSORED LINK

一向に出発しないバス

ようやく着いたものの、今回乗った飛行機は到着してからが長い

空港の滑走路を右へ左へクネクネ曲がり、まるで車に乗っているような感覚でした

しばらくして飛行機は止まり、シートベルトのサインが消えます

「はー」

ようやく着いたと言わんばかりのため息が、あちこちから聞こえてきます

ぼくだけじゃないんです、早く降りたいと思っていたのは

荷物を降ろし、通路をゆっくり前へ進みます

「ありがとうございました。またのご搭乗お待ちしております」

キャビンアテンダントのお姉さんから、別れの挨拶

軽く会釈をし、左手出入り口の方へ足を進めました

 

するとガッカリ

通路ではなく下へ降りる階段

そしてその先に迎えるバス

そう、直接空港へ繋がっているのではなく、一度外へ出てバスに乗らなければいけないのです

「はー」

後ろからおっちゃんのため息が聞こえます

(うん、わかってる。まだあるのかよって感じだよね)

重い足取りで階段を下り、2台並んだバスの手前の方に乗り込みました

 

あいにくバスの中はそれほど混雑しておらず、スムーズに着席

機内でのぼくの座席は後方

なので、後から降りてくる人の数はたかが知れてます

せいぜい10人ぐらいでしょうか

何ら問題なく、後ろに続いてやってきたので、スムーズに全員乗り込んでいたと思います

 

なのにね、外にいたバスの運転手、ボーッと突っ立ってて

まだ降りて来るかもしれないけど、人の波は落ち着いたんだから、ちょっと階段登って「まだいらっしゃいますか?」なんて声かければいいのに

ずっと、ボーッと突っ立ってました

次第にバスの中がガヤガヤし始めます

「まだ出ないの?もう降りてこないでしょ?」

全く同感

運ちゃん、頼むからキャビンアテンダントにちょっと聞いてほしい

黙ってそこに立ってないで、階段を覗いてみてほしい

飼い主が来るまで待っている、まるで犬のような運転手に、その場に居合わせた誰もがイラついてました

 

数分後、お姉さんが降りてきて、もう誰もいないよと合図をしていました

ほれ見たことか

 

いつもスムーズな出国審査。なのに・・

バスに揺られること数分、ようやく空港の中へと入ることができました

ここまで来たらあとは早い

検疫を通り抜け、入国審査でパスポートを提示、いつものようにトントン拍子で進んでいきます

 

そして最後は税関の申告です

特に買い物もしていないので、「0」と記入した申告書を渡します

そのスタッフがこう言って来ました

「お仕事ですね。その大きな袋はなんですか?」

マジかよ。こんな汚い袋が気になるのか?いや、汚いから気になってるのか?

心の中ではこんなことを思っていましたが、「マーケットで集めた無料のサンプルです」と、嘘偽りなく伝え、中を見せました

 

するとこんなことを言ってきたのです

「このサンプルはいくらぐらいですかねぇ」

いやいやお兄さん、今ぼく、無料って言いましたよね

無料なんだから、値段なんてないでしょ

 

イラだちを隠しながら、しぶしぶこう伝えました

「無料で配布しているものですし、いくらかなんて分かりません」

普通に当たり前のことを言いました

でもね、その兄さん、続けてこう言ってきたんです

「大体でいいので分かりませんか?」

もうかなりイライラしました

『適当に言ったら嘘の申告になりますよね?そんなことできないと思いません?売り手なら分かるでしょうけど、これ見る限り、1円にもならないと思いますよ』

こう伝えると、そのお兄さんはうーんと唸り、次回から一応申告してくださいと言ってきました

 

なんとかそのまま、いやなんとかって言うのもどうかと思いますが、何事もなく外へ出ることが出来たんですけど、何とも不甲斐ないと言うか、イラ立ちは収まりませんでした

でもなんで引っかかってしまったんだろう

そう思いふとバッグに目をやると、理由がわかりました

ミッキーマウスのプリント

(くそ。これか・・・)

 

急停車する電車

ゲートをくぐり抜け、やっと日本の地に降り立ちました

ほんと、長かった

ただ飛行機に乗って帰るだけなのに、こんなに辛い思いをするのは初めて

あとは電車に乗るのみ

いつも、コンビニでお茶を買ってから電車に乗るのですが、その日はとにかく早く帰りたかったので、真っ先に駅へと向かいました

 

そこへタイミングよく電車がやってきます

焦らず落ち着いて、乗換案内のアプリで帰路を調べ、その電車へと乗り込みました

品川へ到着し、山手線に乗り換えます

これまたスムーズに乗り換えることができました

(よし、順調だ)

疲れ果てていたので、気を抜かないよう、かなり気をつけていました

 

しかしです

やはりここでも魔の手はやってきました

「キィィィィィー!!」

もの凄い勢いでブレーキ音が鳴り響き、叫び声と共に、人がどんどん押し倒されていきます

足は踏まれ、バッグは押し潰され、携帯は転がり落ちて行く

重くのしかかっていたGが徐々に緩まり、ピタリと電車が止まります

 

(こ、こんな急停車することあるの?!)

あまりにも強烈だったので、もしかしたら人身事故かもしれない、なんてことを思いながら、すいません、大丈夫ですか、と言って周りの人に謝りました

だってぼく、ミッキーがプリントされた、でかいバッグ持ってましたからね

周りにいた人を、とっちらかしてましたから

 

停車して数秒後、車内にこんなアナウンスが流れます

「ただいま停車信号がありましたので、緊急停車致しました。ご迷惑をおかけしますが、原因確認のため、今しばらくこのままお待ちください」

 

騒めく車内の中、ぼくはまた沸々と、イライラが込み上げてきました

こんな不運が続くもんなのか?

最後の最後まで、まっすぐ帰らせてくれないのか?

何故ぼくの行く手を拒むのか、理由は分かりません

だから無性にイライラします

頼むから普通に帰らせてくれよと、ただそれだけを思っていました

 

しばらく経ち、車内にまたアナウンスが流れました

「五反田駅構内で、電車に向かい手を伸ばすお客様がいらっしゃったため、緊急停車した模様です。安全確認のため、今しばらくお待ち下さい」

この時思いました

こいつぁアレかアレだと

 

電車に向かい手を伸ばす人

酔っ払って身を乗り出すやつか、はぐれて車内に残った人に手を振るやつ

過去にこの2つに遭遇したことがあるので、「電車に向かい手を伸ばす」というのは、このどちらかしかないと思いました

いやほんと迷惑、すっごい多くの人に迷惑です

いつ動き出すのか分からぬまま、つり革に手をかけ、ただただ待つだけでした

 

家についた頃には、心身共に疲れ果てていて、荷物の片付けと翌日の準備を無心で行なっていました

というのも、片付けた記憶が断片的で、相当やられていたみたいです

もうこんな目には遭いたくないと思いつつ、次は何があるかな?と、にわかに期待している自分がいるのでした

 

 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です