2018/07/28
出川イングリッシュから学ぶ10のこと。英会話はコミュニケーションが大事よ!【世界の果てまでイッテQ!はじめてのおつかい編】
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はじめて外国人と会話をする時って緊張しますよね。
「ちゃんとした文法で話さなきゃ」
「しっかりと発音しなきゃ」
「HowとかWhatとか間違えないようにしなきゃ」
いろんなことをやらなければいけない窮地に立たされます。
そしていざ本番となると・・・結果は散々です。
いろんなシーンを想定して勉強したのに、そのフレーズを使うタイミングがない。
ちょっと内容が違うだけで言葉が詰まる。
次第に話すことが怖くなる。
僕もこんな経験めちゃくちゃあります。
世界の果てまでイッテQの「はじめてのおつかい!」をご存知でしょうか。
出川哲朗さん(以下哲ちゃん)が外国へ行き、英語だけで目的地へ辿り着けるかというコーナー。
今ではイッテQで1,2を争う人気コーナーです。
彼は英語がペラペラなのかというと、答えはノーです。
むしろボキャブラリーは少ないし、発音は下手くそだし、英会話のレベルは相当低いです。
でも彼は100%答えにたどり着いています。
なぜ英語を話せないのに結果が出せているのでしょう?
そんなわけで今回は、
・出川哲朗から学ぶ英会話
・英語力よりコミュニケーション能力の高さが大事
についてお話ししたいと思います。
彼のリアルガチなフレーズは、イッテQの至る所でにじみ出ていますよ。
TSUBASA
目次
目を見て話す
哲ちゃんは外国人と話すとき、相手の目を見て話しています。
本人は知っててやっているのか分かりませんが、目を見て話すことは「僕はあなたの話を聞いてますよ」というメッセージになり、相手から好意を持たれやすくなります。
良い印象を与えているんです。
「目を見て話す」という行為は難しくありません。
でも実際のところできない人はごまんといます。
日本人は目を見て話せなかったり、顔に手を当てて話す癖を持つ人が多いんです。
実際に自分が話しているところを想像してみてください。
・チラッとしか相手の目を見れない
・目が合うと逸らしてしまう
・頬に手を添えて話す
・口元を手で覆う。
どうですか?
「そう言われてみると・・」と感じる部分はないでしょうか。
中でも特に、顔に手を添える人は多いと思います。
僕も手をグーにして口元を隠す癖があります。
相手からすれば「私の口臭いのかな」なんて勘違いされちゃいますよね。
だからなるべく手を添えないように気をつけているのですが、なかなか直らないもんです。
目を見れない場合は相手の眉間や鼻筋を見る。
相手からは目が合っているように感じます。
もちろんじっと見つめていても変な感じなので、目をそらすことも必要です。
哲ちゃんも時折目をそらしていますからね。
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相手の正面に立つ・座る
写真の通り、哲ちゃんは相手と向き合って話しているのがわかります。
そして相手が目を逸らしても、その方向に立ち位置を変えています。
彼は「相手と向き合うこと」を徹底しているようです。
正面から向き合って話すことで、相手との距離はグッと縮まります。
相手は自分に興味を示し「あなたを受け入れますよ」というサインを出したことになるんです。
実際に彼も、正面を向き合ってくれない人とは会話が続いていません。
自分の想いを伝えたり、相手の懐に入るためには、向き合って話すことが大事なんです。
それに、人には「パーソナルスペース」というものがあります。
パーソナルスペースとは、他人に近付かれると不快に感じる空間のこと。
スペース内の距離により親密度が変わり、ストレスなく安易に会話ができる上、相手の表情も見て取れる距離は1mぐらい。
“Wikipedia パーソナルスペース”より引用
この距離をキープしながら向き合って話すことで、会話はスムーズに行くと思いますよ。
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相手から言葉を引き出す
哲ちゃんは極端すぎるほどボキャブラリーが少ない。
そのため歌を歌ったりジェスチャーを加えたりして、相手から言葉を引き出そうとします。
知らない単語は何かに例えたりクイズ形式にしたりと、バリエーションは豊富です。
河北麻友子は英語を話せるのに、どうして哲ちゃんのようにうまくいかないのでしょう。
その原因はこうです。
彼女がひとりでベラベラ喋るため、相手は話す隙がない。
相手のことを考えていない、空気を読んでいない、そんな風にしか見えないです。
会話が成立しないのは当然だと思います。
会話は一方的に話すのではなく、話を振ることが大事。
共通の話題を作ったり、話のネタを振ったりする必要があります。
英会話に限らず、コミュニケーションが下手な人は、ぜひ哲ちゃんを見習って欲しいと思います。
めげない、諦めない
哲ちゃんはいつも「ソーリーソーリー」と言います。
相手が立ち止まってくれるまでずっと追いかけます。
そして自分は困ってるんだ、助けてくれと全力でアピールします。
相手から嫌な顔をされたり拒否されても、彼は全然めげません。
聞き込みを続け一向に答えが見つからなくても、彼は絶対諦めません。
ちょっとやそっとじゃへこたれないんです。
1.めげない
自分は出来ると思い込み、こんな質問簡単だと物事を小さく捉える。
2.諦めない
必ずクリアできるという執念を持ち、どんな人にでも尋ねる行動力。
哲ちゃんは強靭なハートの持ち主。見習わないと。
答え合わせをする
自由の女神を探しているときのこと。
「ベリベリビッグドール = スタジオリブディ?」と色んな人に聞いてました。
教えてくれた英語と自分の英語が同じなのか確かめているんです。
この行為は、自身の中にある不安を取り除くため。
「もしかしたら聞き間違いかもしれない、全然違うことを言ってるのかもしれない」
かもしれないを無くすために、確認を重ねているんです。
僕は旅先でよく人に道を聞きます。
ヴェネツィアへ行ったときも「ダリの彫刻展どこにあるの?」と見知らぬ人に尋ねました。
その人はとても親切で、地図に印をつけて教えてくれました。
それから30分歩きっぱなし。なかなか遠かったです。
しばらくして美術館らしき場所に辿り着きました。
でも写真で見た外観とは異なり、中へ入っても混雑している感じもない。
受付に聞くと展示しているのはダリじゃなくマイナーな芸術家。
無駄足を踏んでしまい、その日の予定が狂ってしまいました。
他の人にも聞いとけばよかったなーって思います。
その辺の人に聞くのもいいですが、僕のように間違った情報を教えられたり、最悪の場合騙される可能性だってあります。
道を尋ねるなら、近くのお店で聞くか交番へ行くのがベストです。
自分の言葉に置き換える
哲ちゃんはヒアリング力が異常に低いです。
1度では聞き取れませんし、大概違う言葉に変換されてます。
どうしても聞き出せないとき、河北麻友子や谷まりあに電話をかけて助けてもらいます。
でも2人とも発音が良いので、哲ちゃんは聞き取れません。
そのため「わかりやすくカタカナ英語で話してくれ」と頼んでいます。
彼にとって発音は重要ではなく、覚えやすいかどうかが大事なんです。
“What time is it now? = 掘った芋いじるな”
中学生の頃に習いましたよね?
こちらのサイトには、このような空耳英語がたくさんあります。
旅先でどこまで通用するか試すのも、一つの思い出になるかもしれませんよ。
繰り返して覚える
彼は知らない単語や長文の英語を聞くと、忘れないように何度も口ずさんでいます。
口ずさむと言うより、大声で言いながら歩いてますけど。
普通なら恥ずかしいのに、なんとも思わないんでしょうね。
聞いたことを瞬時に記憶するのは難しいです。
でもこうして口ずさむことで、記憶に定着されやすくなります。
哲ちゃんが行っている動作はシャドウイング(復唱)と言います。
発音やイントネーション、英会話のリズムを掴むのにとても効果のあるトレーニングなんです。
誰かが話したことを復唱するだけなんですが、文章が長ければ長いほど難しい。
彼も長い言葉は何度も聞き直していました。
言葉を変換する能力も極めて低い哲ちゃんでも、繰り返して言うことで脳にインプットされています。
英語は聞くだけではなく覚えられません。1人でも話さないとダメ。
全身で訴えかける
リアクション王の異名を持つ哲ちゃん。
言葉で伝わらなければ体を使って表現する。
ニューヨークのど真ん中でも、彼は自分の持ち味を120%出しています。
流石としか言いようがないです。
英会話において、体を使って表現することはめちゃくちゃ大事です。
反対に体を使わなければ、意思表示をしていないように見られてしまいます。
相手に自分の意思を伝えるためにも、ボディーランゲージは必要なんです。
いきなり全身を使って話すことは難しいと思います。
なのでYoutubeとかで外国人が話す動作を真似てみてください。
慣れてくると、次第に顔の表情も柔らかくなり緊張もほぐれていきます。
リアクションがうまく取れなくても、コツさえつかめばできるようになりますから。
日本語だろうが気にしない
外国人を相手に日本語を交えてガンガン話しています。
もはや文法もくそもないです。
相手が日本語を理解しているとは思えません。
でもなぜか通じてます。
ここで質問です。
「英語を話さなければ」というプレッシャーから言葉が出ないことはありませんか?
「このフレーズを話そう」と例文を暗記していませんか?
いざというとき言葉が出てこない、シチュエーションがちょっと違うから例文が使えない。
ちゃんとした英語を話そうとするから、結局話せなくなるんです。
僕の友達に「女出川」がいるんですが、トンカツの食べ方をアメリカ人にこう説明してました。
アメリカ人はオッケーと言って、辛口ソースをかけていました。
口にするとそんなにスパイシーじゃないって笑ってましたけど、十分伝わっています。
「うまく説明できない、英語がわからない。」
違う違う、そうじゃない。
「知ってる単語で話してみること!」
会話を楽しむ
人にものを尋ねているだけで、こんなに楽しそうに話す人がいますか!?
英会話のレベルは低くても、コミュニケーション能力がズバ抜けてるせいで、英語で話していることさえ忘れてしまっているように見えます。
話している時はいつも笑顔。こっちまで楽しさが伝わってきます。
会話は言葉のキャッチボールって言いますよね。
キャッチボールは楽しまなきゃいけません。
1,2回投げただけでは楽しくないです。
何度も投げてるうちに楽しくなっていくんです。
哲ちゃんはいろんな球を投げるし、どんなむずかしい球でも拾います。
とにかく会話を繋げようと一生懸命です。
その気持ちが次第に相手にも伝わり、気付いたら彼に巻き込まれています。
「今日こんなやつに会ってさ、めちゃくちゃ面白かったんだよ」
きっとこの2人は、いろんなところで哲ちゃんの話をしたと思います。
話している最中、めちゃくちゃ楽しそうでしたから。
それにこんなクレイジーな日本人いないですしね。
最後に
はじめてのおつかいで一番印象的な場面です。
哲ちゃんは「宇宙」を一生懸命説明しているのですが、相手には全く伝わりません。
すると外人さんはこう言いました。
“I try to understand what you’re trying to ask for.”
“君が何を聞きたいのか分かってあげたい”
僕はこれを見たときゾクゾクしました。
彼は心を動かす人間なんです。
「ベリベリスカイ もっとベリベリスカイ アース(地球)」が「スペース(宇宙)」へとたどり着いた奇跡。
ほんとすごいなーって思います。
はじめてのおつかいがDVDに
世界の果てまでイッテQ! からDVDがリリースされました。
DVDは2種類のボックス販売で、「イモトアヤコ・珍獣ハンター」や「宮川大輔のお祭りセレクション」、「ウッチャンの50歳でバック転チャレンジ」など盛りだくさん。
もちろん「ご意見番出川のはじめてのおつかい」も収録されており、そのシリーズは「BOX-RED」に含まれています。
もっとたくさん出て欲しいわ。